英会話教室の英語講師募集求人.com　採用される人材　社交性

いつも文献と向き合って研究するタイプ（学者タイプの人）よりもエンターテインメント性（社交性）を持って生徒と接する事が出来る人。

同じ内容の英語のレッスンであっても、英会話教師のタイプとして、文献と向き合い研究するタイプ（学者タイプの人）に教わる場合と、エンターテインメント（社交性）性のある人に教わる場合とで、どちらが生徒にとって勉強しやすいのだろうか。答えは簡単である。それは、エンターテインメント（社交性）性のある人に教わった方が良いに決まっている。なぜであろうか、文献と向き合って研究するタイプ（学者タイプの人）は、生徒の事を視野に入れていない、相手は学問、研究であるからです。教わる生徒は必ずしも学問、研究を望んでいるわけではない。一方、エンターテインメント性（社交性）を持って生徒と接する先生は、明らかに対象が生徒に向いている。生徒がよく理解できる様に注意が払われている。すなわち判りやすく、面白く、興味を誘うように仕向けているからである。英会話講師としてのあるべき姿は、社交性を持って生徒と接するべきであり、生徒に目を向ける事の少ない学者タイプの人は、講師として成功しない。

社交性とエンターテイメント性

プロ英語講師とは学者のように机上の学問としてただ英語を教えるのではなく、いかに楽しく興味深く、分かりやすくかつ効率的に教えられるかである。それがいわゆる「社交性とエンターテイメント性」なのである。それは一般に出回っている「学参書や学習教材（通信講座やe講座も含む）」との差別化をはかる、授業をより魅力的なものにする技能だ。換言すれば、そのような教材では分からなかった、続かなかった生徒を「切り口を変えて、誰もが分かり、興味が持てる言葉や表現、たとえや例示」を駆使して教え、生徒に十分な理解と満足を与えるというプロならではの技である。

以上の内容を次のような言葉で端的に言い表すこともできるだろう。�@親近感�A臨場感�B体感である

• 親近感：これは�@講師と生徒の両者がうちとけて和やかな雰囲気であること、�A授業が講師から生徒への一方向ではなく両者双方向のインタラクティブであること、そして何よりも�B講師がその場の空気をしっかり読んで（生徒の表情やしぐさから）もっと詳しく説明した方がいいとか、さらっと流した方がいいとか、別の言葉、表現で言った方がいいとかあるいは他の内容に移った方がいいとか等を適切に判断し授業進行することである。
• 臨場感：イメージがわかないものは記憶には残りにくい。例えば「I washed my hands.」と「I have washed my hands.」の違いを机上の説明だとわかりにくい生徒もいる。そんなとき、「I washed my hands」は今と無関係な過去のことだから現在手は完全に乾いていて濡れていない、それに対し、「I have washed my hands.」はしばらく前の過去の時間から手を洗い始めてたった今手を洗い終えたところだから、手を洗った直後の少し濡れた感じや手が冷たい感じが余韻として残っているなどの説明をするなり、可能であれば実演するなりして英文の内容に臨場感を持たせてイメージで分からせるようにすることである。
• 体感：体感とは生徒に極力英語を体で覚えてもらうことである。リスニングの場合、何度同じ音声を流しても生徒が聞き取れない場合がある。その場合リスニングのスクリプトを見せてネイテイブの発音、アクセントをそっくりそのまま真似てリピートしてもらうという練習をしてもらうのである。そうすると聞き取れない理由の多くが特定の単語やイディオム自体を知らないか、生徒の発音とネイテイブの音とに隔たりがあることだとはっきり分かる。そこで1〜2通りリピート練習を終えてから再度聞きなおしてもらうとほぼ完全に聞き取れるようになるものである。このように実際に英語を発音したり話したりする等の体感を通して学習をすることで学習効果を高めていくのである

以上のように親近感、臨場感、体感、のある授業こそが社交性とエンターテイメント性を反映したものであり、生徒の英語学習への意欲とその学習効果を飛躍的に高めるものなのである。